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2. ボクと同じ顔、声、すべて。 元々はボクの一部であったのだから当然のこと。 「・・・ボクから生まれた、もう1人のボク」 これからの戦いはより厳しいものへと変わっていくのだろう。あれと対峙したとき、自分は真っ直ぐに武器を向けることができるのか。 いくら考えても答えは出てこなかった。 「ゴメン、熱斗くん」 きっと辛い思いをするのはオペレーターである熱斗だ。 もう1人のロックマンを前に、彼は冷静に判断し、そしてチップを操り攻撃を命じなければならない。 闇の存在を完全にデリートするために。 それが世界を守るということ、ネットセイバーである彼らのしなければならないことなのだ。 「ほんと・・・ゴメン」 容易くダークオーラに飲み込まれ、闇に取り込まれてしまった自分。 それが体から切り離される瞬間、僅かにまだ意識が残っていたのだ。あのとき強く抗えば、あるいは・・・。 「・・・ゴメン」 これからの自分にできることは、ただひとつ。 次は迷わずにこの引き金を。 大切なひとを必ず守り通せるようにと。 おわり。 ------------------------------------- 黒様登場記念の突発小話。 1が黒様、2はロックマン。そして最後3は熱斗くん視点だったりします。 BACK |
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